「パーソン・センタード・ケア~家族の視点を通して」(報告)

2021年2月20日に今年度3回目のつどいをオンラインで開催しました。

お話しくださったのは中川経子さん。ご家族の介護を通して経験されたことを、とても熱く、心を込めて話してくださいました。
中川さんは「躊躇しなくていい。誰もが人権を持っているので勇気をもって。家族が言わないで誰が言うのか!と思う」と優しくお話しされました。また、「家族は人生を共に歩んできたからこそ、ご本人の想いが実現できるようにサポートしたり、表現できないときには代弁者として、その人に代わって発言する」ことの大切さも語って下さいました。そして、面会に行かれると、他の入居者の方々ともよくお話しされ、その方のことで施設長にお手紙を書いたというエピソードも話して下さいました。家族も、施設を支えるケアチームの一員として重要な役割を果たされていたように思われました。
語られなかったさまざまなご苦労もあったと思いますが、日々のエピソードを戦略的に働きかけて改善に導いていった中川さん。それはご主人への想い、中川さんのお人柄、信頼できる人の存在などであったと思います。そしてその底流には人権の思想を持っている。素敵なお話をしていただき、ありがとうございました。

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