当会の活動のご案内

当会では、以下のような研修・つどいを開催したり、事業所や地域でパーソン・センタード・ケアについて理解を深めるために開発された視聴覚教材の有償頒布を行っています。昨年度より、つどいや研修、公開講座など、ZOOM(オンライン会議システム)を用い、オンラインで実施しています。

実践者のためのパーソン・センタード・ケア学習会ⅠⅡⅢ
主に専門職の方を対象に、まず認知症の治療とケア、パーソン・センタード・ケアの理念について学び、それを現場での実践に落とし込むために、心理的ニーズの視点を用いたケアプランニングや認知症ケアマッピング、視聴覚教材など、様々なアプローチを用いて、演習を通して討議し、理解を深めていく連続講座です。2010年からはじまり、パーソン・センタード・ケアについて様々な角度から学べると好評をいただいています。2020年度は一部、「認知症の治療とケア」、「パーソン・センタード・ケア入門」を実施しました。

認知症ケア研修会
パーソン・センタード・ケアを推進するために必要な、様々なテーマについて取り上げ、学んでいます。2021年は、「認知症に優しい施設環境」について最新の研究をふまえた知見をご紹介いただきます。

公開講座
主に認知症と共に歩む本人・家族の方々に、その体験や思いを発信していただき、共に分かち合いながら考える機会とさせていただいています。これまでに、佐藤雅彦氏や、町田本人会議の皆様、昨年は、猪鼻秀俊氏ご夫妻とこれでいいのだバンドにご登壇いただきました。2021年は、渡辺康平氏ご夫妻(香川県)に講師依頼中です。

実践交流のつどい
よりよい認知症ケアを目指して、様々な立場で関わっておられる方々にその実践について話題提供していただき、会員や地域の方々で討議、交流する場です。2019年から、会員や地域の方々の交流の場としてはじまりました。各ゲストからの話題提供の後、アトホームな雰囲気のなか、参加者間で意見交換、交流しています。
昨年はオンラインで開催し、石原哲郎先生、桑野康一氏、中川経子氏をゲストにお招きし、医師、映像制作、介護家族それぞれの立場からお話し頂き、パーソン・センタード・ケアをめぐって交流を深めました。

回想ワークのつどい(創造的回想ワーク研究会)
2019年来日されたSchweitzer氏らによる創造的回想ワークの手法を実際に体験しながら、地域や現場での活用について交流する場です。回想法は、英国では独自の展開を遂げ、地域での多世代交流や多民族交流に活用されてきた歴史があります。また、言語だけでなく、非言語的な表現を豊かに使って思い出を表現し分かち合うことで、Remembering Yesterday, Caring Todayのように、認知症をもつ本人、家族、地域の人が共に参加、交流できるプログラムも開発され、EU圏で継続されています。昨年来、本つどいについては開催延期となっています。

VIPSの視点で学ぶ視聴覚教材”ともに歩む”

短いDVDを見て、グループで気づきを得たり、その人の視点でふり返り、パーソン・センタード・ケアについて理解を深めることを目的として制作された視聴覚教材です。最初は、オーストラリアで制作され、次いで、英国でウースター大学認知症学部が地域の期間と共同で制作されました(Stand by Me)。各国の社会文化に合わせて作ることをブルッカー氏に勧めて頂き、当法人が中心となって、多くのケア関係者の方々にご協力いただき、2016年に完成しました。
職場での研修や、地域での認知症介護基礎研修、認知症サポータースキルアップ講座等で活用していただいています。

国立市市民の居場所ひらや照らすメモリーカフェ
ひらや照らすは、東京都国立市に遺贈された民家を活用して、国立市初の通所型サービスB事業として、ボランティア団体ひらやの里により運営されています。メモリーカフェは2018年3月から、月1回第2土曜午後に、当会と一緒に多世代交流の場として開催しています。時々のテーマに沿って、心に残る思い出を分かち合い、認知症の方もご家族も、安心して参加していただけます。
昨年は緊急事態宣言により4か月間お休みしましたが、その後再開し、感染予防対策の上、継続しています。現在は、『思い出ノート』を用いながら、一人ひとりの思い出を分ち合い、それぞれに楽しみな時間となっています。