地域包括支援センター職員研修(報告)
2025年10月、都内の葛飾区の職員研修会の講師依頼をいただき、当会より2名で伺い、認知症のパーソン・センタード・ケアとVIPSの考え方について、講義と演習を担当させていただきました。参加者は地域包括支援センター職員の方々で、ロールプレイを用いた事例検討でも、大変熱心に討議に参加いただきました。事後アンケートでは、
・パーソン・センタード・ケアを初めて学び、認知症の方の心理的ニーズを細かく分析し、深堀りする事で、その方をより知る事ができました。
・日頃の業務を見つめ直すことができました。認知症を患っている方もそうでない方も、人としての尊厳を大切にしていきたいです。
・「認知症をもつ人の立場に立つ」空想することで、こんなにも感じることができると驚きがありました。私達が変えられる“社会心理”について、支援者だけでなく本人・家族も巻き込んで一緒に学ぶ機会を自分達で作らないと、と感じました。
・VIPSは自らのことも大切な存在と感じることなんだと学び、目からウロコでした。認知症になっても尊厳を大事にし、その方を知ろうとしなければならない事。心理的ニーズの考え方が勉強になりました。相談員として、新しい認知症観を大切にしていきたいです。
地域の最前線で、住民の為に日々奮闘されている皆様と共に学ぶことができ、改めて気づきや学びが多くありました。皆様、本当にありがとうございました。


