2019.12.14
12月14日(土)13時から「ひらや照らす」において第22回メモリーカフェが
開かれました。参加者は12名。
今年最後の集まりとなりました。
テーマは「心に残る思い出」で、一人づつ話を聞きました。
印象的だった言葉は
・ふるさとは心の中で想うもの
・困った人がいたら、まず声をかける
でした。
また、今日はお話しに合わせて色んな食べ物が出て来ました。
・大根のピクルス
・かぼちゃと小豆のいとこ煮
・大根とわかめにトロトロ煮
・コーヒー
・みかん
すべて「ひらや照らす」のスタッフのMさんの手作り料理です。
まるで、忘年会のように美味しく、和気あいあいと頂きました。
2019.11.15

10月のメモリーカフェは台風の為中止となりました。
第20回メモリーカフェは11月9日(土)13時から「ひらや照らす」において開かれました。参加者が15名あり、その内3名が初参加者でした。
今回は“友だち(先輩)の思い出”について話し合いました。
1対1でお互いに思い出を語り合い、その思い出を絵に描き、ひとりづつ発表しました。
また、おやつは「ひらや照らす」のボランティアの方が本格的な焼き芋を作ってくれました。
とてもおいしかったです。感謝感謝です。
「ひらや照らす」ではメモリーカフェの参加者のみならず、
そこに集う人達が一緒に会をサポートして下さいます。
本当に恵まれた環境ですね。
2019.08.12

8月10日13時から「ひらや照らす」において第18回メモリーカフェが開かれました。
参加者が15名あり、その中にはベトナムからの留学生も加わり、国際色豊かな会となりました。
また、「ひらや照らす」近くの子供たちが持参してくれた手作り作品の風鈴やうちわを眺めながら
”夏の思い出”について話し合いました。
今日のおやつは、参加者持参のクッキーやラムネ、スイカでした。
「ひらや照らす」の建物を通して、年代を問わず地域の方々との繋がりが出来てきていると感じました。
2019.08.12
2019年8月4日の13時から16時、5日の9時から12時に日南市つわぶきの会主催の認知症研修会をまなびピアにて行いました。
3日は19人、4日は21人が参加され、日南市で行っている研修会は本年で8回目となりました。
前半はパーソン・センタード・ケアについて学び、また認知症になったら人は何を望むか?など、他人事ではなく自分の立場ではどう考えるのだろうかと改めて考えを深めました。
そして後半は視聴覚教材第2章を使い、本人のサインや心理的ニーズは何なのだろうかと他職種でグループワークを行いました。それぞれの専門職がもつ強み、どのように本人と関わりながら他職種と連携していくのかを皆さんで再認識しました。
2019.07.16


7月13日13時からひらや照らすにおいて、第17回メモリーカフェが開かれました。
参加者は13名。近くのYMCA専門学校の学生さんや先生を交えて、ひらや照らす
のスタッフの協力もあり、皆で盛り上がった1時間半でした。
テーマは「私の失敗談」。新婚時代に寝過ごして、会社を遅刻したこと。もう50年
以上も前のことを照れくさそうに話すMさん。北海道生まれのYさんは屋根の雪おろし
をしていた時、落っこちて雪に埋もれたこと。すぐに掘り起こされて命に別状はなかった
が、ひやりとした忘れられない出来事だったようです。
今日のおやつは野菜づくりの得意なMさんのミニトマト。形も味も色々で何回も楽しみ
ました。Mさん、いつもありがとう!
2019.06.08
6月8日13時からひらや照らすにおいて、第16回のメモリーカフェが開かれました。
参加者は10名。今回は地域のイベントと重なり、少し人数が少なかったようです。
テーマは「私の好きな○○」で話し合いをしました。
○○のところは、食べ物・パワースポット・サウナ・山登り・草むしり・音楽・高山植物・読書など
多岐に渡り話が出ました。また、ウーロン茶づけの「茶梅」やサポーターの方が用意して下さった今川焼きもめずらしく甘くて美味しかったです。
いつもおやつは楽しみです。あっという間の1時間半でした。

2019.06.02
港区にある東京都済生会中央病院・認知症疾患医療センターでは、地域での認知症の啓発活動に力を入れ、これまでに多くの「認知症ケアセミナー」を開催されています。この度、講師依頼をいただき、5月30日夜、「パーソン・センタード・ケアの基本的視点を学ぶ」というテーマでお話しさせて頂きました。質疑も含めての1時間の講座のため、空想演習の後、ポイントをお伝えして時間となりましたが、70名近い地域の医療介護関係者が熱心にご参加くださいました。質疑では、「ケアに関する技術が様々言われていますが、パーソン・センタード・ケアも一つの技術でしょうか?」という質問がありました。2012年当会主催特別講演会での、ブルッカー先生のお話しを思い出しながら、「パーソン・センタード・ケアは、ハウツーの技術ではなく、むしろ価値基盤であり、何を行うかでなく、どのように行うか、であると理解しています」とお答えしました。
今回は2回連続セミナーとなり、8月は、視聴覚教材を使ってグループ討議の予定です。(M)
2018.08.25

国立市住民主体による居場所づくり事業としてはじまった“ひらや照らす”で、月1回当会が中心となって、メモリーカフェが開かれています。この日は、10代~90代まで17名が参加。近くのYMCA医療福祉専門学校の“地域つながりたい隊”の学生達、早稲田大学“医学を基礎としたまちづくり研究所”の方達、そして父娘、母娘の組み合せで住民の方々や、初参加の方もいらっしゃいました。テーマは「夏の思い出・休日の思い出」です。
北海道の短い夏の思い出や、花火の思い出、流されたビーチボールを拾ってもらい嬉しかった子ども時代の回想など、互いに耳を傾けながら、今回はカラーペンで思い出を描いてみました。
ラムネの泡がシュワっと溢れ出る様子や西瓜の香りなどを楽しみながら、それぞれの絵と回想をシェア。西瓜は、昔は井戸で冷やしたという話に、冷蔵庫じゃなかったんですか、と学生の驚きの声~笑いの絶えないひと時でした。
メモリーカフェは、多世代で楽しく思い出を語り合う場として、外に出かけることの少なくなったお父様やお母様と一緒に安心して参加できる場にもなってきているようです。認知症の方、ご家族の方にもぜひ利用頂ければと願っています。
2018.02.27
三豊市立西香川病院主催 第17回認知症を考える会“当事者の想い“から認知症の人とともに考える医療・ケア・地域社会”報告

30年2月25日、香川県ユープラザうたづにて、同会が開催され、300人以上の人達の参加がありました。午前の基調講演は、一昨年、当会でご講演頂いた石原哲郎氏(宮城県みはるの診療所)、特別講演は永田久美子氏(認知症介護研究研修東京センター)から、当事者の視点に立った取り組みのお話があり、午後は5つの分科会に分かれて学び合いました。
当会代表の村田康子も分科会4の講師として参加し、朝田加奈子氏(西香川病院デイケア)とともに、「事例を通してパーソン・センタード・ケアを考える‐うそをつくこととポジティブ・パーソン・ワーク‐」を担当させていただきました。よかれと思ってついたうそが、その後どのような影響をご本人や周囲との関係に及ぼしたか、身近なエピソードを通して、グループワークで様々意見交換をしました。そして、認知症をもつご本人に対して、どうしたいかを聞いたり、日頃からポジティブな関わりを積み重ねていくことが、パーソン・センタードな現場、地域の土壌づくりにつながっていくのではないかと話し合いました。
皆様、お世話になりました。ありがとうございました。 (村田康子)
2017.07.02
去る6月17日,首都大学東京にて第9回特別講演会「認知症をもつ人と共に歩むケア・社会へ ~英国と日本におけるパーソン・センタード・ケア 実践の様々な取り組み~」が開催されました.英国よりドーン・ブルッカー氏,ヘーゼル・メイ氏,日本の水野裕氏にお越しいただき,貴重なご講演をいただきました.当日はスタッフを含め268名の方々にご参加いただきました.皆様,どうもありがとうございました!





アンケートより参加者の声(一部抜粋)
・パーソン・センタード・ケアに強く興味を持ち,また即実践できることに力を感じました.ドーン氏やヘーゼル氏のお話を聴けてこんなに嬉しいことはありません.
・現場での人の手が薄いことに社会制度の欠如が言われるが,水野氏の言われるケアラーの価値観の転換は制度を変えていく代弁的機能もOTの方々にも持って欲しいものと感ずる.あるいはソーシャルワーカーの尻を叩いてほしいもの.
・内容はとても深く,今後に役立つ意味のあるものであった.
・仕事で古い常識にとらわれている自分を見つめなおす良い機会になりました.
・もう少し具体的に掘り下げた講演を期待していた
・講演の内容が難しく,何度聴いても理解までは到達せず,残念です.しかし,理解しにくい故に,学び続けたいと思う講演でした.
・医療の世界ももっともっと安い支払いでケアが受けられる様になればケア介の仕方も変わって来ると考えます.こんなに働いて生涯税金を払ってきて老後はこんな扱いしかないのかと思うと,ちょっとがっかりです.
・認知症という特別なことでなく,1人の人間としてみていく大切さを改めて水野先生より感じさせられました.
・認知症ケアをしている我々が,認知症の人を作っているのではないかと思った.
・文化の変化は到達達成できないかもしれないですが,出来る可能性を含めて,これからもPCCの実践を試みたいと思います.
・大変貴重な機会で有意義でした.
・手元が暗く,資料が見にくく,メモが取りにくかった
・新たな発見が多くとても勉強になりました
・もっと“その人”を観ていくことが必要であることを再認識できた
・近い将来BPSDという表現も古い用語になると思う
・PCCの考え方は1人で学び実践するのではなく,組織全体をまきこんでいくこと
・“認知症だからしょうがないよね”とそれ以上1人の人となりを見ようとしないのが現状だと思います.「なぜ?」という視点を大切にし,パーソン・センタード・モデルにあるようにその人の人生を振り返りながら支していきたいです.
・認知症になっても生きやすい社会の実現,周りの理解が得られる社会となるように自身も関わっていきたい.
様々,全ての御意見を掲載することかないませんが,参加者の皆様,お忙しいところアンケートにご協力いただき,誠にありがとうございました.
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